【Only1Battle -11th-】レベル1大会初参加と反省会#ノコッチシンボラー
hanadaと申します。
普段はダブルバトルの実況をしている者です。
今回は2020/09/27に開催された、Lv1限定大会「Only1Battle -11th-」に参加させていただいたので、備忘録を兼ねて使用ポケモンの紹介記事を書くことにしました。
大会詳細はこちらとなります。
【大会概要】
レベル1のポケモンのみ使用可能の、特殊なシングルバトル。
ただし前回大会で猛威を振るったらしい、一部ポケモンは使用不可となっているようなので、使用可能ポケモンは以下の通り。
(使用可能ポケモンであっても、特性ちからもち/ムラっけの個体は使用禁止)
見ての通り、ポケモンスタジアム金銀等で採用されていたかつてのリトルカップルールとは異なり、Lv1であれば進化系のポケモンや進化の無いポケモンも使用出来る。
Twitterでこういった大会の存在を知った時は面白そうと思いつつも、この手のルールの知識はポケスタ金銀で止まっていたので、およそ19年ぶり。
いかんせんこれでは右も左も分からない。基本知識の面でハードルの高さを感じていましたが、こちらのブログ様のおかげで年月を埋める事が出来ました。
Lv1対戦において必要な事前知識や解説がとても分かりやすくまとめられており、普通の戦いでは見られないポケモンやアイテム、技構成が脚光を浴びられる場に魅力を感じ参加を決めました。
【構築の流れ】
まず、Lv1対戦では同速勝負が頻発するので、積みエースに求められるのは当然Sを上げる手段。
当初は背水の陣を使用したタイレーツが強力だと予想し、真っ先にタイレーツから構築を始めたのですが、タイレーツには性別が無くレベル技が遺伝出来ないと判明し頓挫。
代わりとなる積みエースを探すところから再出発しました。
まずは天候による素早さ二倍特性や、ダイジェットに適性のあるポケモンをある程度ピックアップし検討。
リーフィアを軸とした晴れパや、雪かきのAサンドパン。砂かきのモグリューなども候補に挙がりましたが、タイプ一致の先制技としてアクアジェットを擁している事を評価してすいすいのハリーセンを選択。
高めのステータスと積み技を両立するダイジェットエース、シンボラー。
これら二匹をエースとして決定。
この二匹を通す為の場を整える先発要員として、HPが高めで安定感のありそうなノコッチ。
過去大会の構築記事から、特性わたげのヒメンカが強そうだと感じ、相手のヒメンカの眠り粉を無効化して逆に起点を作っていける草ポケモンを模索してロゼリア。
ここまではよかったのだが、シングルバトルの経験が足りず、残り二匹を決める段階で迷走。
タイプが強いというふわっとした理由でエモンガ。あえての静電気で採用する事で、実質夢特性サンダーなどと花畑気分でいた。
頑丈+きのみジュースが強いと聞いたので、岩石封じと合わせて対面性能の高いダゲキ。
この六匹でパーティは完成。
前日にyoutubeでリスナーの方々と事前演習をしたところ、そこそこの手応えは感じたのでこのまま本番へ臨みました。
【各ポケモン詳細】
マジックガードシンボラー@きあいのタスキ
瞑想を積めるタイプ一致ダイジェット使いかつ、特性マジックガードにより気合の襷が崩されにくく安定した活躍が見込めるポケモン。
技は汎用エスパー技として単純にサイコショックより威力の高いサイコキネシス、ダイジェットの為にもエアスラッシュ、積み技の瞑想。
残りの一枠は鋼タイプに通る熱風と迷いましたが、スピンロトムやエモンガ、そしてシンボラーといった面々が流行すると考えて飛行タイプに刺さる冷凍ビームを選択しました。
マジックガードのおかげで、ダイアイスを使用しても相手にのみスリップダメージを与えられます。
スピンロトムを一撃で倒す事で勝利出来た試合も実際にあるので、この技選択で正解だったと思います。
すいすいハリーセン@神秘の雫
実は第三世代以来に剣の舞を再習得したポケモン。
命の球の反動によって、ほんの少しある物理耐久力を崩すのを嫌い、持ち物は神秘の雫。
アクアジェット含め選択する技は殆ど水タイプなので不都合な事はありませんでしたし、相手ラスト一匹の先制技をHP1で耐えてくれて勝ったりもしたのでこの持ち物にしておいて良かったです。
毒技は毒突きではなくダイアシッドの特攻上昇が活きるヘドロウェーブでもよかったかもしれませんが、断言も出来ない微妙なところ。コオリッポを意識するならヘドロウェーブにしましょう。
てんのめぐみノコッチ@オレンのみ
まひるみ仕様ではなく、欠伸とステルスロックで場を整える先発要員としてのノコッチ。
欠伸から入って、眠るのを嫌った相手が交換するところにステルスロックを展開。あとはひたすら欠伸をしているだけで強いポケモン。
頭突きは殆ど選択しなかったのでいっそのこと羽休めにして、特性をびびりで採用してもよかったかもしれない。剣盾から威嚇にも反応して素早さが上がるようになりましたし。
弱点が格闘のみの単ノーマルなので、弱点を突かれにくく非常に安定感があります。HP実値が13とほんのり高いのも嬉しいポイント。
持ち物はヨプの実と迷いましたがオレンの実。粘り強くタフネスに欠伸を連打してくれました。
自分は今作でのシングルバトルの経験が少ない上に役割論者崩れなので、シングルでのステルスロックの強さというものがこのノコッチでよく分かって楽しかったです。
ついでにカバルドンがシリーズ6にて規制された理由も理解出来ました。これに砂起こしまで付いてるとかそら強いわ。
しぜんかいふくロゼリア@しんかのきせき
相手の起点作りポケモンがヒメンカやモンジャラなど、草タイプっぽい時に出したかったポケモン。
草に強い、草毒複合の中で頑丈やタスキ対策の撒き菱を覚えられる事を評価して採用しました。ステルスロック覚えられるテッシードの方が絶対良い
実戦では一度もヒメンカ入りの構築とマッチング出来ず、選出出来たのは一回のみ。
しかもその一戦では先発でキュウコンとかち合い、気合の襷を持たせていたつもりで突っ張ったところを焼き尽くされて出番終了。眠り粉ではなく痺れ粉を採用する事で素早さを操作するオサレポイントも見せられませんでした。
環境にアローラ原種問わずキュウコンが跋扈しており、ただの草タイプには厳しい環境だという事を読み切れなかった事による哀れな犠牲者でした。
せいでんきエモンガ@アッキのみ
謎採用枠。
電気/飛行というタイプ及びほっぺすりすりが非常に優秀で魅力的に感じたので、検討不足のふわっとした感じで入れてしまった。
電気エンジンではなくあえて静電気で採用したり、羽休めやアッキの実で受けの構成にしてしまったが、ボルトチェンジを覚えさせてサイクル要員にした方が明らかに使いやすいと思います。エモンガ自体はこのルールにおいて強力なポケモンの一角ですし。
がんじょうダゲキ@きのみジュース
特性頑丈の頼れるナイスガイ。
頑丈と岩石封じによる対面性能はとてつもなく高いが、普通の汎用頑丈ポケモンなので特に解説する事は無し。
前日の演習でリスナーの方から、こらえるの採用を薦められ自分も有用性を認識していたが、寝坊したため覚えさせるのを忘れたまま持ち込んだという事情を持っていたりする。
活躍はしましたが、使わなかった冷凍パンチをこらえるに変えていれば頑丈を潰されていても無理に耐えてジュースを飲む事が出来るので、更に強力なポケモンになれそうでした。
【基本選出】
起点作り+エース+疑似タスキ枠というスタンダードな選出です。
この選出を崩すと必然的に選出のパワーが落ちてしまう為、ほぼほぼこれでした。
【反省点】
炎にも氷にも飛行にも弱いロゼリアが出しづらく、役割対象も少なかったため全く活躍させられなかった。
電磁波とステルスロックを使えて氷も飛行も等倍、しかも特性鉄の棘が強力なテッシードの方が草タイプとして強力に思えてならない。
構築ではなくプレイングとして、オレンやジュースで相手のポケモンのHPが平気で全快し得る状況に適応するのが遅れ、自身の経験値の不足も感じました。
Lv50フラットでの常識に囚われない、柔軟な発想をもっと身に着けられるようになりたいです。
【結果】
8勝3敗で最終/最高レート1572。レート同値により6位タイだったようです。
しかし失格者が居たらしく、集計で5位タイへ繰り上がり。ラッキーな事に入賞へ滑り込めました。
【終わりに】
スタートから三連敗した時は絶望しかありませんでしたが、なんとか巻き返して最終的に高順位を取る事が出来て嬉しいです。諦めないで潜り続ける事が大事だと学びました。
原種キュウコンやジュラルドンには大変苦しめられましたが、先発ノコッチ安定なる謎のワードや異常に頼もしいハリーセンなど、とても貴重な体験をさせていただきました。
対戦してくださった方々、運営の皆様方、本当にありがとうございました。
入賞景品としていただいた野糞ちゃん。かっこいいですね。